2025秋旅10 秘湯の宿


 早く寝たので目覚めも早い。
 早々に「道の駅なないろななえ」を退出。
昨日イマイチだった八幡坂のリベンジに来ました。

アップでもう一枚

 気持ちの良い青空なので白い岩壁が映えるかなと、
 乙部町のシラフラ台地にも。

よくもマァこんなに切り立って・・・(@_@)

 チョイと離れてもう一枚♪
 この現実離れした景観。
もう自分が何処に居るのか分からなくなります。
居合わせたご老人曰く、昨日の夕暮れ時はひと際朱く染まりそれはそれは見事なモノだったそう。
 またまたソソられるお話を聞きました。リベンジ必至と話しつつ乙部町を離れます。


唐突ですが先日ね、天候を鑑み道南に向かうと決めたとき
 一度は泊ってみたいなと思っていた秘湯の宿に電話したんです。
 「この2~3日でキャンセル出てません?」って

 何と見事にハマりました。
ヽ(^o^)丿 

 なかなか予約が取れない人気宿なのだけど、
駄目なら駄目で全然平気な野良寝旅ならではのアドバンテージですね。

 てな按配で今日は秘湯の宿「銀婚湯」。

 立ち寄りでの借り湯はあるものの、お泊まりは初めて。

 銀婚湯のウリは広大な敷地に点在する貸切露天風呂。
(フロントで鍵を借りる宿泊者専用)
 その露天風呂を13時イン~アウト11時という余裕ある滞在で巡るんです。

 当然、チェックインすると直ぐに一つ目にチャレンジ!
 先ずはカツラ並木の奥のかつらの湯。

 かつらの湯はツリーハウス仕立てでした。

 かつらの落ち葉で一杯!
 先ずは網で掬うところからが湯あみの作法♪
 余程湧出温度が高いのか。
 チョロチョロしか注がれて居ないのに熱いの何の!
 湯揉み板で揉み倒してご入湯。

 銘湯でした。
 風情に酔いしれ長湯したらチョッと湯あたり気味。
 お部屋に戻ってゴロゴロ・・・♪

ひとやすみしてフロントに降りると、一番遠い「トチニの湯」の鍵が戻っていました。
 無論入りますとも。

 鍵にセットの熊鈴鳴らしてテクテク。
 つり橋を渡ろうとすると無数の雪虫が乱舞していますよ。
 こりゃ風吹ですね。
(@_@)

 森を抜けると川沿いに「トチニの湯」。
実はこの川、先ほど渡ったつり橋の上流。大きく蛇行しての再会です。

 せせらぎの音を聴きながらノビノビ♪

動画でも一本♪

こちらは奥の湯

 勿論つかりますとも♪

 熊鈴リンリン鳴らしながら森の中をテクテク。
 つり橋渡って部屋に戻るとマタマタひと寝入り。
極楽だぁ~♪

ゴロゴロしてたら晩酌タイム
奥方にせかされ一階のお食事処、半個室。

 先ずは秘湯ビールから♪

 鳥スキ。初めて食しましたが旨いモンですね。

 どの料理も地域の食材中心。
 味付けも押しつけがましくない穏やかなもの。
 某サイトのクチコミでは「味がない」だと評される方もチラホラ。
 ジャンクフードに馴染んだ舌には薄いかもね。

 廊下にあった秘湯を守る会のプレート。

部屋に戻ってまたウトウト・・・
 ふと目を覚ませば丑三つ時。
 昼間は外来で賑やかだった本館のお風呂に入りましょう。

露天風呂
 この板塀の向こうがつり橋です。

動画でも一本

 湯上りにまたひと寝入り。
 そして目覚めると朝ごはん。良いですね上げ膳据え膳♪
 ご機嫌な朝食終えフロントを覗くと露天風呂群の鍵は出払っています。
 みなさん朝からお盛んなようですぞ♪
 こりゃリベンジ必至だな。 
 

 いやはや今回も愉しい旅が出来ました。
 何より沢山の生き物との出逢い♪
 ラッコにキタキツネ・丹頂に白鳥にオジロワシ、そしてヒグマ。
 とりわけ霧多布で見たキツネの狩りは印象的。
  雪虫の吹雪にもびっくり。
  
 中々予約が取れない秘湯の宿に滑り込んだり、
地域の名店で呑もうとビジホへ泊ったり
 物入りではあったものの、
 ジモティとの触れ合いは格別です。
  
 その宿泊はどれも直前の気紛れチョイス。
もとより寝床背負った野良寝旅
 駄目なら駄目でノープロブレムなんですよね♪
 
 予定は未定、興が乗れば何時間でも注ぎ込めるからこその体験。
 これだから気紛れ旅はやめられませんぞ。
  
 次は年越しの旅かな。
 何に出逢えるか、何が喰えるか楽しみです♪

 自由気侭な野良寝旅万歳!
ヽ(^o^)丿
 
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